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脳幹の大きさは神経発達障害の重症度と関連がある|Spectrumnews.org

「脳幹の大きさが自閉症スペクトラム障害ADHDなどの神経発達障害の重症度と関係している可能性がある」というニュース。

https://www.spectrumnews.org/news/traits-of-autism-attention-deficit-linked-to-small-brainstem/

→脳幹の早期の発達は神経生物学的な基板となっている、注意・睡眠・感覚処理・呼吸など、生存のためには欠かせない機能を担っていて、それらの異常は自閉症スペクトラム障害と関連があるという研究が報告されている。

→脳幹は神経伝達物質の主要センターでもある。脳幹を経由する神経伝達物質の放出に異常があれば、脳幹を持つ生物が生存することは非常に難しくなる。

→主なアセチルコリン投射は脳幹から起こり、覚醒・認知・記憶などを調節する。主なセロトニン投射は脳幹から起こり、気分・睡眠・不安・痛みなどを調節する。ドーパミン投射は主に脳幹から投射され、運動・喜び・報酬・精睡眠覚醒などに関与する。エピネフリン投射は脳幹から始まり、気分・認知・覚醒等に関与する。 

→脳幹以外の他の神経伝達回路もあるが、脳幹の機能が損なわれてしまうと、脳の機能は基本的に失われる。

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